もんじろうの嫉妬
もんじろうは母が大好き。
母の姿を見つけるとまるで服の一部みたいに
母にくっついて行き、「おじーちゃんおじーちゃん」と鳴いて母に昔話を催促する。
ゲージの中でもんじろうが休んでいたので、
うちに来たばかりの金太郎に言葉を
教えようと、指に乗せて昔話をずっと聞かせて
いたらしい。
その時、もんじろうがゲージからジッと
睨んでいることに気づいた母。
これはヤバイ!と思い「もんじろうおいで」と
と優しく話しかけながらゲージの中に手を入れた
その瞬間、イタッ!
今までこんなに強い勢いで噛まれたことない!
その後、1時間程プンプンでゲージから出てこよう
ともしなかった。
やっと母の元に飛んで来たので、
「もんちゃんごめんね」と言ってみた。
それでも彼の怒りはおさまらず、
手の平から腕のあちらこちらを強く噛む。
「おじーちゃん」とも言わない。
やっと彼の気持ちがおさまった様なので、
昔話をたっぷり聞かせてあげたらしい。