2014年3月30日キンちゃんが虹の橋へと旅立ちました

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生まれつき内蔵肥大の病気があったキンコ。
実は、去年の夏くらいからほとんど飛べなくなっていました。
飛べたとしても、籠の中の下の止り木から上の止り木まで。
一日じっとしていることもあったけど、元気な日もあった。

2013年12月6日、仕事から帰ると、キンコの羽が膨らんでいて、
糞切り網の下に血のまじった糞と出血の後があることに気づいた。
びっくりして急いで病院へ連れて行くと、
先生から「クチバシの色も悪いし、爪の状態も悪いので、今夜かもしれません。」と言われて、
止血剤をもらったものの、母と私は落ち込んで家へ帰った。

食欲がある様なので、先生に言われた通りカイロや湯たんぽで保温を保って、毎日薬を飲ませた。
毎朝、いつ亡くなるのかと思うと、お休みカバーを開けるのが怖かった。

毎日毎日状態が違った。元気な日もあれば、ぜんぜん動かない日もある。
でも、食欲はあるので、それは嬉しかった。
大好きなとうもろこしをあげたりしているうちに、完全に血の混じる糞をすることもなくなった。
鼻やクチバシの色は青白いものの羽はとても綺麗で、もんじろうとも元気に遊んでいた。
飛ぶ事は出来ないが、歩いて遊んで楽しそう。大好きなみかんも食べる。


先生には、この子は爆弾を体に抱えている様な子なので、気をつけて下さい。
と言われていたので、遊ばせる時間も私達が見ている一瞬だけ。
木で出来たアスレチックが大好きでした。

そんなある日、また事件が起きた。
血だらけのキンコ。どうも爪が折れて出血したらしい。。
肝臓が悪くなると、爪が伸びる事も知った。

プラスチックケース内での生活も嫌がる事なく過ごした。

余命宣告をうけてから3ヶ月以上頑張って生きたキンコ。

お腹の毛は抜け、パンパンに腫れて、ほとんど床にくっ付く程まで膨らんでいた。
毎日テッシュにぬるま湯をつけて、糞が固まらない様に、お尻を拭きとった。
お尻の糞が固まって、糞が出なくなったら大変だからだ。

元気な姿の2羽をみんなに見て頂きたかったので、
あえてこのことはブログには書かなかった。

私も母も覚悟はしていたけど、とうとうキンコは虹の橋を渡ってしまいました。
キンコは全く噛まない優しい子でした。
親ばかですが、本当に本当に可愛い子でした。癒し系です。
ありがとうきんちゃん。

もんじろうは、亡くなったことを理解しているのか解らないけど、
キンコの頭を一生懸命掻いてあげていました。

とても仲良しの2羽。
もんじろうの姿が見えないと、キンコは不安になって、
いつも「もんちゃ〜ん。もんちゃ〜ん」って呼ぶのです。
とても小さな声で。

時々、歩いて私達のところまで来て、「もんお兄ちゃん来てませんか?」と言わんばかりに
訴える事もありました。
そして、もんじろうの姿が見えると、凄く喜ぶのです。
あんな可愛い姿も、もう見れないのですね。
とても安らかな顔で旅立ちました。

キンちゃんは、やっと楽になったのです。息が荒い日は、とても可哀相で見てられませんでした。
泣いても泣いても泣き足りないけど、でも、きんちゃんは楽になれて良かったと思います。
きんちゃん本当にありがとう。